ブルー・ハワイアン・ヘリコプターズ ハワイ島一周+滝着陸(2017年7月) » ドキドキの滝着陸! / オプショナルツアー

ビッグ・アイランド・スペクタキュラー + 滝着陸オプション

評価 : 5.0

もくじ

ツアールート

ツアールート(ビッグ・アイランド・スペクタキュラー + 滝着陸オプション(2017年7月))

ビッグ・アイランド・スペクタキュラー + 滝着陸オプション(2017年7月) Big Island Spectacular + Waterfall Landing (JULY 2017)

2020年12月20日、ハレマウマウ火口が噴火。溶岩湖を形成していましたが、2021年5月26日、噴火が止まりました。(2021年5月27日現在)

7:00 ワイコロア発 / 所要時間2時間

ガイド兼パイロット:Toshiさん

bluehawaiian-jp.com

Google Maps

滝着陸 オプション登場!

久しぶりのヘリコプターツアー。7年ぶりです。今回はなんと「滝着陸」オプションなるものが登場!緑の断崖に流れるプナルル滝に着陸することができます。これは是が非でも!ということで、オプションを含め参加させて頂きました。

今回もパイロットはToshiさん。よろしくお願いします!ちなみに、今回の座席はこんな感じ。初めての前列です。

操縦席 クマ たけ
後列 1 後列 2 後列 3 後列 4

それでは素晴らしい空の旅へGO!

颯爽と空へ

ワイコロア・ヘリポートを出発

飛び立つヘリコプター

飛び立つヘリコプター

本日、快晴!ヘリコプター日和。ワイコロア・ヘリポートで出発を今か今かと待ちます。待っている間、先発隊のヘリコプターが次々と飛び立つのですが、その姿が大変カッコイイ!写真を撮りながら時間潰し。

前列(真ん中の座席)からの眺め

前列(真ん中の座席)からの眺め

ヘリコプターツアーでは座席は指定され、自分で選ぶことはできません。私のシートは操縦席の右隣でした。前列の真ん中の座席です。前方から両サイドにかけて窓が広がっているので、とても開放的!

ただ、正面より左側は操縦席の計器類が邪魔になるので、基本的には正面より右方向を眺めることになります。

操縦席の計器類

操縦席の計器類

窓側でないので写真を撮るのには若干向きませんが、操縦の様子を近くで見ることができるのは結構な贅沢ですよ!

マウナ・ロアへ

前方に マウナ・ケア を捉えながら、キラウエア火山方面へと向かいます。右手には、稜線滑らかに横たわる マウナ・ロア。大地を見下ろせば、プウ(噴石丘)を縫うように伸びる サドル・ロード。序盤ですが、見どころ満載!

前方にマウナ・ケア

前方に マウナ・ケア

マウナ・ロア

右手には マウナ・ロア

サドル・ロード

大地を見下ろせば サドル・ロード

しばらくサドル・ロードを辿るように飛びました。そしてマウナ・ロア上空へ。

マウナ・ロアの溶岩

マウナ・ロアの溶岩

マウナ・ロアに広がる溶岩は圧巻!そして美しい。

写真の溶岩大地にくねくねと細く伸びる道は、マウナ・ロア・オブザバトリー・ロード。中腹にあるマウナ・ロア観測所(気象観測所)へのアクセス・ルートです。

さて、お次はお待ちかねのキラウエアへ。

スポンサードリンク

キラウエア火山のドロドロ溶岩

マウナ・ロアの自然に造られた溶岩アートを楽しんでいる頃、既に前方にはキラウエア・カルデラ内にある ハレマウマウ火口 の噴煙が見えていました。ドラマチックに場面が次々と変わる。ヘリツアーの醍醐味ですね。

ハレマウマウ火口

ハレマウマウ火口の溶岩湖

ハレマウマウ火口の溶岩湖

規制があるため、ハレマウマウ火口には近づけません。それでも、火口内にある溶岩湖の赤い光(ドロドロ溶岩)を遠目ながらに見ることができました。これは幸先が良い。

そして…

プウ・オオ火口

噴煙を吐くプウ・オオ火口

噴煙を吐くプウ・オオ火口

ついにやってきました。このツアー、一番の見どころ!キラウエア火山の中で、現在最も活動している プウ・オオ火口 です。

…これはスゴイ!!

プウ・オオ火口内でも溶岩湖を見ることができました。より近づけるので、先程のハレマウマウ火口よりも大変迫力があります。

プウ・オオ火口内の溶岩湖

プウ・オオ火口内の溶岩湖

溶岩湖の表面は、薄く固まり黒い膜を張っていますが、そのすぐ内側には灼熱の溶岩が蠢いているのがよく分かります。黒々とした溶岩の上に、鮮やかな朱色の飛沫がボコボコと飛び散る様は、そのコントラストも相まって大変美しく神秘的。

ぜひ生で見てもらいたい!

さて。火口の周囲をグルグルと巡った後、ヘリは海に向けて方向転換。オーシャンエントリーを目指します。

オーシャンエントリー

オーシャンエントリー

オーシャンエントリー

立ち昇る水蒸気のすぐ近くに浮かんでいる白いボートは 溶岩ボートツアー のもの。オーシャンエントリーからかなり近い。空から眺めていると、羨ましいような危なっかしいような…その姿が印象的。

ちなみにヘリコプターツアーでは、オーシャンエントリー上空は飛行禁止区域になっているため、遠目からの見学となりました。以前のヘリコプターツアー時には見られた赤い溶岩流の筋も、確認できません。

残念ですが、来た道を戻ります。

その途中で、スカイライトに遭遇。これが何気に凄かった。

スカイライト

スカイライト

スカイライト

基本的にキラウエア火山の溶岩は、地中にラバチューブ(溶岩トンネル)を形成し、その中を流れています。が、そのトンネルの天井がぽっかりと空いていることがあるんですね。これがスカイライトです。

ラバチューブ内を流れる溶岩は、まるでドロドロに溶けた飴のよう。不思議な光沢を放ちながら、滑らかに流れていました。

Toshiさんがヘリコプターの高度をだいぶ下げてくれたお蔭で、クッキリそしてはっきりと溶岩流が見えます。結果、今回のツアーの中で、このスカイライトが一番間近に溶岩を感じることができるスポットとなりました。

プウ・オオ火口

再び、プウ・オオ火口

再び、プウ・オオ火口

そして、再びプウ・オオ火口上空へ。

火口内だけでなく、火口周辺の崖っぷちをよく見てくださいね。火口を観測するために設置された機器が確認できるはず。これも見どころの一つです。

火口を観測するための機器

火口を観測するための機器

ヘリは先程と同じように溶岩湖の周辺をぐるりと飛んでくれましたが、肝心の溶岩湖は先程よりも何だか大人しい。赤くグツグツしている部分が減っていました。

ほんの少しの時間差でも、その様子が変化するのが火山です。本当に水ものですね。

今回は、たまたま2回プウ・オオ火口を訪れることができました。普段は、オーシャンエントリーからそのままヒロ方面へと北上します。

北へ

火山を後にした私達は、ハワイ島北部の渓谷へと向かいます。左手前方には美しいマウナ・ケアの姿が。山頂の望遠鏡群もはっきり確認できました。

マウナケア

マウナケア

向かって右手は、いつの間にか雲が広がっています。海岸線が隠れてしまいました。

海岸線は見えず

海岸線は見えず

以前経験したルートではヒロ上空を飛び、海岸線近くの滝を眺めたりできましたが、今回はだいぶ内陸を飛んでいます。そのお蔭でホノカアの町を初めて上空から眺めることができました。

ホノカアの町

ホノカアの町

私の大好きな テックス・ドライブイン が見えているではありませんか。これには、ちょっと興奮!

火山を発ってからホノカアまでやってくるのに、そこそこの時間が過ぎています。一体、どの辺を飛んでいるのかイマイチ把握できませんでしたが、ここまで来たとなれば渓谷はもうすぐそこ!

緑の渓谷を巡る

そして、見えてきました。ワイピオ渓谷

ワイピオ渓谷

ワイピオ渓谷

ワイピオ渓谷

その全貌が見渡せます。素晴らしいビュー!

黒砂のワイピオ・ビーチをはじめ、渓谷の谷底へアクセスするワイピオ・バレー・ロード、有名なヒイラヴェ滝を一枚の写真に収めることが出来ました。

ワイピオ渓谷は飛行禁止区域。すぐに通り過ぎてしまいますから、しっかり目に焼き付けて!

美しい断崖

美しい断崖

ヘリは断崖に沿って飛び、次なる渓谷へ。

ワイマヌ渓谷

ワイピオ渓谷のすぐ隣、ワイマヌ渓谷。ここに侵入します!

緑で覆われた断崖に流れる白い滝。幻想的です。

ワイマヌ渓谷のワイイリカヒ滝 その1

ワイイリカヒ滝

そして滝に急接近!

ワイマヌ渓谷のワイイリカヒ滝 その2

あわわ…すごい近いんですけど…!!!

ヘリで渓谷の中を飛んでいる時は、いつも内心ドキドキ。両サイドや目の前に迫る崖の圧迫感に気圧されます。しかもToshiさんが(ベテランの技で!)崖ギリギリの場所を飛んでくれるので、今回のようなスリルまで味わえてしまうオマケ付き。

その後、機体は崖を舐めるようにワイマヌ渓谷を飛び越えました。一度、海へ出て大きくターン。いよいよ滝へ着陸する模様です。

滝着陸オプションがスゴイ!

プナルル滝

滝は渓谷の奥深くではなく、海側の断崖にありました。場所はコチラ→ Google Maps

「ホントに着陸しちゃうんだよね!?」と、ドキドキソワソワして気持ちが落ち着かない。

着陸態勢へ

着陸態勢へ

そして、着陸。

激しいエンジン音は消え去り、辺りは静まり返ります。外に降り立ち聞こえてくるのは流れる滝の涼しげな音、そしてカサカサと芝生を踏む音だけ。

プナルル滝

プナルル滝

少し遠目から滝とヘリコプターを眺めてみる…。

「何だコレ。スゴイ組合せ。」

「何だコレ。スゴイ組合せ。」

2回言っちゃうほど、このシチュエーションがカッコイイ!このツアー(ビッグ・アイランド・スペクタキュラー)のハイライトは、キラウエア火山のはずですが、それが吹っ飛んでしまいました。

ヘリコプターとプナルル滝

滝着陸オプション、恐るべし!

この滝は、ブルー・ハワイアン・ヘリコプターズだけが着陸を許された、とっておきの場所。簡易ですがテーブルまで設置されています。トレイルも通っていないので、人が急にひょっこりと訪れることもありません。さながら秘密基地のよう!

オプション料 150ドルの価値は十分あると思います。

ただ、滞在時間は10~15分と短く、記念撮影していたりすれば、あっという間。この貴重な体験の記録と記憶、刻み付けておいてください。

スポンサードリンク

ワイコロア・ヘリポートへ

ワイコロア・ヘリポートへ

滝を飛び立ち、向かうはワイコロア・ヘリポート。渓谷をフワリと越えます。

渓谷を越える

渓谷を越える!

雨が多ければ幾筋もの滝が見られそうな断崖ですが、どうやら乾燥中。ちょっと残念!

コハラ・マウンテン

コハラ・マウンテン上空にやってきました。緑が美しい。

コハラ・マウンテン上空

コハラ・マウンテン上空

南下するにつれ、緑色から薄茶色の大地に変化していきます。19号線を越えれば、周辺はもうカラッカラ。気候の変化が感じ取れる点も、見どころの一つです。

コハラ・コースト

コハラ・コーストのリゾート群が見えてきました。この旅も、もう終了です。

海岸線に見えるカワイハエ港とマウナ・ケア・リゾート

海岸線に見えるカワイハエ港とマウナ・ケア・リゾート

そして、ワイコロア・ヘリポートに到着。

ワイコロア・ヘリポート

ワイコロア・ヘリポート

毎回ですが、地面に降り立ってからも、しばらくの間は頭の中がフワフワしています。何だか夢を見ていたみたい。

今回も最高っ!!!な体験ができました。今までで一番。この体験を越えるのは、なかなか難しいのでは。次回のハードルが上がってしまいました。

パイロットのToshiさんに心より感謝致します。とても素敵なフライトを本当にありがとう!!

参考サイト

ツアーのプロモーションビデオ

今回のツアーで撮影した映像を元に制作した動画も併せてご覧ください。(ほぼ、たけさん(ダンナ)による制作。)

一部、2018年7月の映像も混じっています。

この動画はブルー・ハワイアン・ヘリコプターズ(日本語デスク)のプロモーションビデオとして使って頂きました。

2017年7月
ビッグ・アイランド・スペクタキュラー + 滝着陸オプション
最新情報をチェック!
>ハワイへ行こう!

ハワイへ行こう!

日頃がんばっている お父さん、お母さん。自分へのご褒美にハワイに行ってみませんか。

ハワイは包み込むような優しさで、わたしたちを迎えてくれます。これからの一日一日を がんばって過ごそうと思える原動力をもらえる不思議な場所。ぜひ、その温もりに触れてみて下さい。

CTR IMG