もくじ
ラバ・オーシャン・アドベンチャーズ / 早朝サンライズツアー(2010年9月)
閉業しているかも??調べてもよく分かりません。
2018年夏、ポホイキ港が溶岩で埋まってしまいました。現在はヒロから出港しています。また、ツアー内容も大幅に変わっています。この記事は、参考程度に留めてください。
このツアーはオーシャンエントリー発生時のみ催行されます。
溶岩ボートツアーの詳細、注意点については、 コチラ をご覧ください。
集合場所
私が参加した当時、集合場所はポホイキ港ではなく、パホアのショッピングセンター前でしたが、現在はポホイキ港(アイザック・ハレ・ビーチ・パークの駐車場の黄色いトイレの辺り)に集合となっています。
注意点
- 集合場所の下見は必須
集合場所は分かりづらい場所にあります。特に早朝ツアー時は暗さがハンパないので、昼間に一度下見をしたとしても当日はかなり不安になるはず。じっくり下見しましょう。集合場所に辿り着けないトラブルが多数発生しているそうです。
スマホをお持ちの方は、グーグルマップアプリのオフラインマップ機能を活用しましょう。
- 身体障害者用の駐車場に注意
身体障害者用の駐車場には車を止めないよう注意して下さい。違法であり罰金が発生します。
あると便利なモノ
- 長袖 … パーカーなど羽織るもの必須。風を切って進むので体感温度は低くなります。
- レインジャケット(ウィンドブレーカー) … 雨が降っていなくても水しぶきがかかる。
- ビーチタオル … 寒かった場合には羽織れるし濡れた時も拭ける。色々便利。
- 替えの衣類 … ボートの乗車位置によっては濡れる場合あり。特に一番前の座席。
- 酔い止め … おすすめの酔い止めや、ハワイで購入する場合はこちら の記事をご参考に。
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ツアー開始!
私達はパホアのショッピングセンター前に一度集合し、その後、アイザック・ハレ・ビーチ・パークの駐車場の黄色いトイレの前まで車で誘導されてやってきました。ツアーは、ここから出発します。
黄色いトイレ(到着時は真っ暗のためツアー終了後に撮影。)
乗船まで少し時間があったので、トイレを済ませてウィンドブレーカーを羽織るなど準備は万端。ところでボートはどこに?港が見当たらないのですが。ここから歩くのだろうか?
と、思っていたらびっくり。ボートはまだこの場にあり、私達は車輪付きの(牽引途中の)ボートに脚立を使って乗り込んだのでした。
陸上のボート(ツアー終了後に撮影)
ツアー客が全員乗ったことを確認して、ボートはその場所から移動し始めました。ボートに乗っているはずなのに陸地を走っている!何だか妙で不思議。
やがて船着場についたのでしょうか。今乗っているモノが、水陸両用の乗り物なのではないかと思える程ほど自然に、さりげなくボートはいつの間にか水の上に浮いていました。
出航
一番穏やかな波の時間帯と聞いていた早朝サンライズツアーですが、それでもかなり揺れました。うねりを一つ越えるごとに、参加者の皆から「おおー!」と感嘆なのか、それとも悲鳴に近いものなのか、そんな声が上がる程。
酔い止めを飲んでいた私達も、これは酔うかも。と最初は不安を感じましたが、ボートが高速で走るようになってからは、それ程気にならなくなりました。
夜の海は冷えています。私は半袖の上に長袖のパーカー、その上に更に薄手のウィンドブレーカーを羽織いましたが、暑くも寒くもなく丁度良い感じ。
暗く靄がかかる海の上を、ボートはうねりを一つ一つ飛び越えるように爆進していきます。水しぶきが掛かりそうですが心配ご無用。ボートの周囲が透明なビニールで覆われているため、ほぼ大丈夫。
ボートに乗って20~30分くらい経ったでしょうか。ついに目に飛び込んできたオーシャンエントリーの水蒸気。それと同時に、スタッフがボートの周囲を覆っていた波除けのビニールを取り払ってくれました。
大迫力のオーシャンエントリー
目に飛び込んできたオーシャンエントリーの水蒸気
暗い闇の中に浮かび上がる溶岩の赤い光と水蒸気に、波の揺れなど忘れて大興奮!光を放ちながら闇の中をドクドクと流れ出る溶岩は大変美しく、これぞ早朝サンライズツアーの醍醐味といったところでしょう。
私の感覚では、一番近い時でボートから溶岩までの距離は3メートルもしくは4メートルくらいのように思えました。近い…!!硫黄臭の立ち込める水蒸気に混じって灼熱の溶岩の熱気がボートまで伝わってきます。強烈な迫力。
灼熱の溶岩がすぐそこに!手が届きそう。
灼熱の溶岩がすぐそこに
ラバチューブ内の溶岩が不気味に光っています。
ラバチューブ内の溶岩
海に流れ込む溶岩。ドロッドロ!
赤い筋がトロリ
ボートから溶岩までが、かなり近いのがお分かりになるかと思います。
手に届きそうな距離
もうもうと立ち昇る水蒸気。
迫力の水蒸気
溶岩の川も見られました。
溶岩の川
ボートは行ったり来たり常に動いており、オーシャンエントリー付近をグルグルと8の字を描くように回ってくれます。なのでボートの右側に乗っていても左側に乗っていても、交互に順番に間近で溶岩を見ることができました。
停泊しながらのんびり観察とはいかないようですが、これ程まで寄ってくれるとは!
夢中で溶岩を眺めている間に、辺りは次第に明るくなってきました。曇り空で弱い朝日ですが、光に照らされ徐々にカラパナの容貌が現れはじめます。
白んできた空
お気に入りの一枚
写真を撮る場合、空が白んである程度明るくなってから、やっとまともに撮れるようになります。夜明け前に撮った写真はブレてしまったものが殆ど。もし、記念に残しておくなら写真よりも動画の方が面白いかも。動画は意外にも綺麗に撮れていて、迫力が伝わります。
海水の温度は?
しばらくして、ガイドさんがバケツを持ち出して海水を汲みました。そして乗客の皆に「手を入れてみて」と言うので、私も恐る恐るバケツの中に手を入れてみたところ…気持ち良い!なんとも丁度良い湯加減でした。全身浸かりたい。
オーシャンエントリー付近の海水温度はどのくらい温かくなっているのか?これはずっと疑問に思っていたことです。思いもよらず、このツアーで解決することが出来てスッキリ!
帰路
そのうち、ボートはとうとうオーシャンエントリーから離れてしまいました。終了のようです。
そういえば、波のうねりが更に大きくなっているような気が…?先程までは興奮していて全く気付きませんでしたが、急に現実に引き戻されてしまいますね。ボートは超高速でビュンビュン飛ばしながら港へ戻ります。
実際、このボートはすっ飛んでいるようで、船底がバシーンバシーンと水面に叩き付けられる音と衝撃が激しく、それが面白くてずっと乗っていたかったくらい。途中、ボートと一緒に飛ぶトビウオや美しい虹を見ることもできて、帰路も意外と楽しめました。
明け方の虹
気持ちよくてウトウト眠くなってきた頃、ポホイキ港へ到着。
「あれ!?」
またもや、いつの間にか海ではなく陸地にいました。ボートに乗ったまま…!
ボートを降りる時は、乗った時と同じように脚立を使います。ごく一般的な脚立ですが、スタッフがしっかりと押さえてくれているので大丈夫。船に乗った後は足元がふら付きやすいので、気をつけてゆっくり降りてくださいね。
そしてここで解散。スタッフさん、ありがとう!色々説明してくれていたのに、英語だし全然分からなくてゴメンナサイ。うーん。でもこのツアーに説明なんてあまり必要ないかも。皆、興奮でそれどころじゃないでしょ。
このツアーには、他のアクティビティにはない魅力が感じられます。一言でいえば、アトラクション的。溶岩の美しさとその迫力、暗闇から早朝への移り変わり、どれもこれも緻密に作り上げられた映画の世界のようにドラマチック。その世界を高速ボートに乗って駆け巡っているような、そんな気持ちにさせてくれました。