評価 : 4.6
もくじ
ボルケーノビレッジ 地図
広域図
拡大図
キラウエア・ロッジ & レストラン B&B Kilauea Lodge & Restaurant B&B
※ この記事は宿についてのレビューです。レストランの詳細は下記をご覧ください。
ボルケーノビレッジの B&B 兼レストラン。暖炉のある山小屋風のお洒落な店内が素敵!気に入り過ぎて2泊のうち3回も行ってし […]
キラウエアロッジ 施設内地図
ずっと気になっていた B&B!
いつか泊まりたいと思っていた宿、キラウエア・ロッジ & レストラン(以下、キラウエア・ロッジ)。朝食付きの B&Bであります。2019年7月に初めて泊まって、惚れこんでしまいました!!
キラウエア・ロッジ & レストラン
看板がお洒落
朝食は気軽に行けるし、何と言っても部屋の暖炉が良い!そこんところ、詳しくレポートしていきたいと思います。
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キラウエア・ロッジについて
クリーム色の可愛らしい母屋(レストラン兼オフィス)は、1938年に建てられた「ハレ・オ・アロハ」と呼ばれる歴史のあるお家。もともとは、YMCAキャンプのために建てられました。
母屋
その名残は、レストランの大きな暖炉で見ることができます。詳しくは こちらの記事 をご覧ください。
暖炉
2018年6月、オーナーが変わる
この場所が、ローナ&アルバート・ジェイテ夫妻により、キラウエア・ロッジとして旅行者を迎えるようになったのは、1986年のこと。2018年6月からはオーナーが「ハイウェイ・ウエスト・バケーションズ」に代わり、運営されています。
調べてみたところ、ジェイテ夫妻は高齢のため引退を考え、2014年にはロッジを売りに出していたようです。
参考サイト
Inn owners bowing out: Kilauea Lodge for sale - Hawaii Tribune-Herald
それにしても、オーナーの交代時期が2018年6月とは。ハレマウマウ火口の噴火で国立公園がクローズし、一番大変だった時です。この素敵な宿を素敵な状態のまま保ってくれていることに、感謝しかありません。
予約について
予約は、エクスペディア が公式よりもおトク!ここ最近チェックした限りでは、ずっと10%オフで販売されています。
また、公式にはない仕様として、朝食ナシのプランがあります。ボルケーノ泊の場合は、朝食ナシの方が有難い場合もあるので、選択できるのは嬉しいですね。
チェックインは母屋で
チェックインは、母屋のオフィス兼ギフトショップで行います。が、スタッフが常駐しているわけではないので、レストランのカウンターで、チェックインしたい旨を伝えるのが自然かな。
母屋のオフィス兼ギフトショップ
朝食やホットタブの利用のことなど、宿のルールの説明を一通り受けました。
レストランで食事した時も感じましたが、キラウエア・ロッジのスタッフはホスピタリティに溢れています。とても感じが良くて親切なので、安心できますよ!
宿泊棟とコテージ、一軒家
客室は、2つの棟に11室。ハワイアンな名前を付けられた各部屋は、それぞれ多少仕様が異なっています。その他、幾つかのコテージ、一軒家あり。
公式サイトの情報も含めて、まとめておきますね。
ハレ・アロハ棟
ハレ・アロハ棟
メインの宿泊棟。入室には鍵が必要。
ドアを開けると中央に共有スペースの Common Room(談話室)があり、サイドに客室が並んでいます。1階に4部屋、2階に3部屋、計7つの客室があります。
広い談話室
大きな暖炉が良い味出していました。
ソファ
いろいろとセンスが良い!
デスク
レトロな電話
この共有スペースで騒ぐ宿泊客がいると、客室によっては、うるさく感じるかもしれません。ドア1枚で、この部屋と繋がっている「Awapuhi」「Tsugi」は特に。
また、一般的に B&Bでは、宿泊棟の共有スペースにキッチンや冷蔵庫があり、利用できる場合が多いのですが、ここにはキッチン設備はありませんでした。
ハレ・アロハ棟の客室 ※ ( )内は最大宿泊人数
1階:Awapuhi(4) / Tsugi(4) / Kehau(4) / Ohia(4)
2階:Liko(2) / Iolani(3) / Hokulani(2)
ハレ・マルナ棟
1937年、YMCAロッジの一部として建てられた2階建ての棟。エクスペディアの施設情報では、どのお部屋も 21㎡ と小さめ。
ハレ・マルナ棟
立ち入っていないので、外観の写真のみです。
ハレ・マルナ棟の客室 ※ ( )内は最大宿泊人数
2階:Kimura(2) / Noekolo(2) / Hapuu(2) / Paina(2)
コテージ、一軒家
ザ・コテージ
1909年に建てられた管理人用の小さなコテージ。ハレ・マルナ棟の横に位置しています。1ベッドルームで最大宿泊人数は4人。残念ながら、キッチンはナシ。
コテージや一軒家は、母屋から離れているものが多い中、このコテージは母屋に近くロケーションが良い。
ハイダウェイ
母屋と同じ敷地内ではありますが、少し離れた場所にあります。宿泊中、この一軒家があったことに気づきませんでした。さすがハイダウェイ。最大宿泊人数は4人。キッチン付き。
チュチュ・プレイス & オラア・プランテーション・ハウス
ボルケーノ・ストア と道(オールド・ボルケーノ・ロード)を挟んで斜向かいのエリアにあります。どちらも2ベッドルーム、キッチン付き。最大宿泊人数は5名。
ピイ・マウナ・ハウス
母屋から7.2km離れた場所にある一軒家。ボルケーノ・ゴルフ・コースの6番目のフェアウェイにある模様。
2ベッドルーム、2バスルーム。キッチンをはじめホットタブまであります。最大宿泊人数は6名と、キラウエアロッジが管理する客室の中では最大。
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お部屋のガス暖炉がありがたすぎる
ボルケーノ・ビレッジの夜は寒く、暖房器具は必須。しかし、使いやすい暖房を完備している宿は、意外と少ないんです。
よくあるのは、本格的な暖炉。これは経験者じゃなきゃムリです。怖すぎです。
次によくあるのは、デシカント式の除湿器。構造上、ヒーターの熱を使うため、副次的効果で部屋が温まるんですね。
その通り!ボルケーノの夜は、とてもこれだけじゃ耐えられません。以前、寒すぎて風邪を引いたくらいのレベルですから。
が、しかし!
キラウエア・ロッジの多くの客室には、ガス暖炉が備わっています。スイッチ一つでオンオフできる超お手軽タイプなので、いつでも簡単にお部屋がぽかぽかに!このガス暖炉があるだけで、この宿を選ぶ価値があると言っても過言ではない!
超便利なガス暖炉(部屋:KEHAU)
注意
全ての客室やコテージに、ガス暖炉が完備されているわけではありません。薪を使う暖炉の部屋もあります。
ガス暖炉が必要な場合は、公式サイト にて、アメニティに「Gas Fireplace」と記載がある部屋を探してみて。
緑に囲まれたホットタブ
ホットタブは、ハレ・アロハ棟を通り抜けた先にあります。
お庭の小道の先にあるホットタブ
利用時間は、9:00〜21:00。前もってシャワーを浴びておくこと。特に、日焼け止めやオイルはホットタブのフィルタを痛めるので、洗い流しておくよう注意がありました。
スパ用のタオルは、お部屋にあるものを使えばOK。
思っていたより大きかった
ホットタブは、想像よりも大きかったです。清潔感あり。周囲が緑で雰囲気が良く、時間があれば入りたかった。
フタが重い…!
難点は蓋が重いこと。姉と二人掛かりで蓋の半分は持ち上げることはできましたが、全開することはできるのだろうか…!?(試していません)
利用後のタオルはこの箱へ
使用済みのタオルは、この木箱に入れておきましょう。
朝食はレストランで気軽に!
「宿泊者が大きなテーブルを囲んで皆で朝食をとる」
B&B ならではの醍醐味。これが楽しみな方もいらっしゃるかと思いますが、自分は逆。最近、コミュ障であると大いに自覚してしまった自分には、この儀式は億劫すぎるんですよねぇ…。
そんな方に朗報!
これなら気軽に行けますね。コミュ障に優しいB&Bであります。
インクルードの朝食
朝食の時間帯は 7:30~10:00。
テーブルに着いたら、見える場所に部屋の鍵を置き、宿泊者であることをスタッフに知らせます。
スタッフは一般のメニューを持ってきてくれますが、これを注文してしまうと有料になってしまうのでご注意を。(特に説明はなかったので、無料朝食との差分での支払いなどではなさそう。)
無料の朝食の注文は、部屋の鍵を見せながら「Included Breakfast(インクルード・ブレックファスト)」の一言で通じました。
ボリュームは、多すぎず少なすぎずで丁度良い。満足満足!(姉のみやは、私がアレルギーで食べられない一部のフルーツを食べてくれたので、お腹パンパンになった模様)
煎茶
お茶は何種類からか選べたような気がします。
フルーツ盛り、パン、ヨーグルト
パンにフルーツ盛りにシリアル入りのヨーグルト。彩りの良いフルーツ盛りにウキウキしちゃいました!温かいお料理はありません。いわゆるコンチネンタル ブレックファストですね。
隅に写っているジュースは、生のグァバジュース。生なんて初めてだよ!美味しかったです。
パン3種
ナッツが乗ったパンが、香ばしさと程良い甘みで美味でした。パンというよりクッキーに近いかな。おやつに欲しいタイプ!
チップは忘れずに
無料の朝食ですが、チップは含まれていないので忘れずに。自分たちは、一人10〜12ドルと仮定して20%分くらいをテーブルに置いておきました。
ピクニックランチの注文
客室の机の上に、こんな用紙が。
ピクニックランチの注文書
テイクアウト用のランチの注文書でした。メニューは3種類のサンドイッチのみ。サイドメニューとして、フルーツサラダまたはチップス(ポテト?ポテチ?)を、どちか一つ選択できる模様。
ピクニックランチ
※ 前日の午後9時までに注文すること
※ 当日午前9時には受け取り可能
※ 税込 13ドル(ボトルの水付き)
名前、客室名、それぞれの数量を記入して、オフィスに持っていくだけなので、英語が苦手な方でも注文しやすいですね。
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写真いろいろ
芝生のお庭
キラウエア・ロッジと言えば、紫陽花。初めて見た時は「ハワイにも紫陽花があるんだなぁ。」と深く印象に残ったものです。
ロッジと紫陽花
曇り空がもったいない。晴れていれば、爽やかでとても絵になるんですよ!
紫陽花アップ
紫陽花以外のお花や植物もありました。
アンスリウム
椿?山茶花?
お庭の東屋
東屋には木製のチェアが並び、くつろぎのスペースとなっています。夜はライトが点灯しますが、屋外で歓談するのは、さすがに寒いかな。
東屋
洒落た椅子
ガラス玉が散らばる小道
ハレ・アロハ棟から母屋方面へと抜ける小道。ガラス玉が散りばめられていて綺麗。
雰囲気の良い小道
ガラス玉がキラキラ光る
注意書きにも遊び心があります。
「ガラス玉はメネフネに残しておいてね!」
早朝、看板にゃんこなのか、しっぽモフモフの可愛いネコ様と出会いました。
大あくびのネコ様
何だかもう、いちいち素敵なキラウエア・ロッジであります!
総括
ボルケーノでの宿選びで一番重要なポイントは、暖房の有無。その点、キラウエア・ロッジは、自信を持ってオススメできる宿です。そのうえ、スタッフの対応が素晴らしく、部屋も居心地が良い。 レストラン も美味しいので食事にも困りません。
デメリットは、洗濯ができないこと。これくらいしか思い浮かびません。
キッチンがないのもデメリットですが、ボルケーノでは、あまり気にならないんですよね。ここでは大した買い物もできないし、活動的に出掛けてしまうことが多いからかな。
今後、常宿となりそう!
以上、キラウエア・ロッジの施設情報でした。お部屋の詳細については、下記記事をご覧ください。
ボルケーノ・ビレッジのオススメの宿、キラウエア・ロッジ&レストラン。デラックスルーム「KEHAU」のレビューです。