評価 : 4.0
もくじ
キラウエア・カルデラ(キラウエア火口)地図
キラウエア・イキ展望台 Kilauea Iki Overlook
2021年9月30日、4か月ぶりにハレマウマウ火口が再噴火。新しい見学場所「ウエカフナ」から湖面が少し見えるようです。(2021年10月13日現在)
キラウエア・イキ・クレーターをメインに、カルデラやハレマウマウ火口、プウプアイ(噴石丘)、そしてマウナロアまでもを見渡すことができてしまう贅沢な展望台。ボルケーノがこの景色にギュッと詰まっています!
キラウエアイキ展望台からの眺望(2017年7月)
キラウエア・イキ火口
ハワイ語で " iki " とは「小さい」という意味。つまり "Kilauea Iki Crater" は「キラウエアの小さい火口」といったところですね。
キラウエア・イキの一番最近の噴火は 1959年11月14日のこと。大噴火でした。12月17日には、空に 580メートルの高さの溶岩を噴き上げたそうです。これは、20世紀におけるハワイでの最高記録となりました。
キラウエアイキの噴火:1959年11月29日(左)/ 11月20日(右上)/ 12月5日(右下)
[Public Domain] U.S. Geological Survey (HVO)
当時の様子は下記の記事で確認できます。
参考サイト
USGS HVO(ハワイ火山観測所) > 1959 Kilauea Iki Eruption
火口には流れ出た溶岩で溶岩湖ができました。それが綺麗に冷え固まったため、クレーターの底は遠目で見れば見事に平ら。
クレーターの底にある白い筋
火口底の中央部に、薄らと直線の筋が横切っているのが分かるでしょうか。これは、キラウエア・イキ・トレイルの道筋。
クレーターの底にある白い筋
その周辺をよくよく観察してみて下さい。ハイカー達が米粒のように点々と散らばっている様子が見えるはず。
トレイルを歩くハイカー
ここはオススメのトレイルの一つ。ぜひ歩いてみて!詳細は下記をご参考に。
2018年5月以前の展望台
今後、見られるのか見られないのか、ハレマウマウの噴煙が当たり前だった時代の記録です。
イキ火口の奥にある噴石丘のプウプアイも見どころの一つ。崩れた山肌の様子が荒々しい。その奥にあるハレマウマウ火口の噴煙が、よりワイルドさを演出しています。
この一角だけ見ていると、恐竜がひょっこり現れそう!
プウプアイ(噴石丘)とハレマウマウの噴煙
人っ子一人いない夜の展望台。正直コワイ…!!
夜の展望台
星と一緒にハレマウマウ火口を撮りたかったのですが、天の川が入らないので方角的にはイマイチでした。