ケアラケクア湾でシーカヤック(2005年以前)
現在、レンタルカヤックで記念碑側の陸地に上陸する事は禁止されています。ナポオポオ波止場、カヤック係留所も利用不可。
直線距離(片道):約1.7km
必需品:水着・シュノーケルギア・羽織るもの・日焼け止め・水・食料・帽子
備考:水中カメラ・防水バッグがあればなお良し
この記事は、前述の規制 が敷かれる前の古い内容となっています。参考程度に留めておいて下さい。
自力で記念碑まで行きたいけどトレイルは無理。という方にお薦めしたいのがシーカヤックです。カヤック自体もかなり楽しめるうえ、何といっても野生のイルカに会える確率が高いことも魅力的。一番のメリットは、時間を気にせずに泳げることです。
泳ぐとお腹も空くので、水やお昼ご飯、お菓子を用意しておくのも忘れずに。服装は水着の上に何かを羽織る程度がベストです。
カヤックを借りよう
ケアラケクア湾近辺の11号線沿いには、カヤックレンタル屋がいくつかあります。有名どころはAloha Kayak。予約することも可能です。カヤックには一人用、二人用のものがあるので、人数に合ったものを選んで下さい。
車に積んだカヤック(2005年9月)
レンタカーに専用キャリアを用意する必要はありません。積載に必要な固定用のベルトやクッション材は一式貸してもらえます。どんな車種でもカヤックを積むことはできそうですが、車高の高い車ほど上げ下ろしは大変。
お店のスタッフがカヤックを積んでくれるので、積み方をざっと覚えておいて下さい。帰路は自分で作業しなければなりません。写真やビデオに撮っておくと安心です。
なお、積載時はカヤック先端に注目!先端にドレンプラグ(水の排出口)がある場合は、そちらが車の後方にくるよう積んで下さい。そうでないと、フロントガラスに水が垂れて運転しづらくなるためです。
車への積載作業が心配な方は、ケアラケクア湾の駐車場でレンタルをしているおじさんがいるので、そこで借りるのも一つの手段。ですが、きちんとした店舗があるわけではありません。いつ貸し出ししているか分からないうえ、料金も高いようです。
レンタルについて貴重な情報を頂きましたので紹介させて頂きます。
遅い時間になってからレンタル屋にカヤックを返却に行くと、無人のこともあるようです。閉店時間が過ぎている場合は仕方がありませんが、そうでなくても店の人がサーフィンに出かけてしまうこともあるとかないとか?
「店に誰もいなかったら、そのへんに置いといて。」と予め言われますが、非力なカップルや女性2人連れだけの場合は、カヤックを車から降ろすのが難しいかもしれません。特に車高の高いレンタカーの場合は尚更ですね。心配な方は、2組くらいで出かけたほうがいいかもしれません。
ナウヤングさん
ケアラケクア湾の駐車場でカヤックの貸し出しを行なっているダフ屋のようなオジサンから、4時間70ドルで借りました。レンタル料は、2時間50ドル、4時間70ドル、時間超過した場合、1人につきプラス10ドルと説明されたように思います。(2007年5月現在)
ozawaさん
出航準備
カヤックを積んだらナポオポオ・ロードを下ってナポオポオ波止場へ。早速船体を車から降ろします。この作業はなかなかの重労働。
駐車場は広め
ナポオポオ波止場
それに加えて、潮の満ち具合によっては海へカヤックを浮かべたり、逆に海から引き上げたりするのも結構な労力です。周囲に同じようにカヤックを楽しみに来た人がいたら手伝ってあげたり、手伝ってもらったりして、お互い助け合えることができたら一番理想的ですね。
もし、押しかけお手伝いオジサン達がいるようだったら彼らにお願いするのも選択肢の一つ。彼らは、すぐに近づいてきてカヤックの上げ下ろしを手伝おうとするので、すぐ分かります。
ただし、お金目的なのでチップを要求されます。しかも渡したチップの額が少ないと催促されることもあるそうな。5ドル渡せば満足するようですが、ちょっと高い。とりあえず3ドルほど渡して、もし催促されたら5ドル渡すといった2段階方式でやってみたら如何でしょう?(以上、ナウヤングさんのアドバイスでした!)
そして最終チェック。前述したドレンプラグ(水の排水口)を締めましょう。締まってないと水が入っちゃいますから。
いよいよカヤックを海に浮かべて大海原に出かけます!その際、あると便利なのが防水バッグ。
カヤックを漕いでいると水がジャバジャバとかかるんですよね。足元にも水が溜まるため荷物が濡れてしまいます。防水バッグがあれば、着替えやタオル、カメラなども安心。カヤックレンタル屋さんでも借りることも可能です。
初カヤックの方へ
初カヤック
私自身、初心者なので漕ぎ方については詳しく解説できません。YouTubeで研究してみて下さい。
実践はというと、初体験の私でもうまく漕ぐことはできました。湖のボートよりスイスイ進んでくれるのでスピード感があって楽しいです。渓流などで見かけるカヤックとは形が違い、安定感があります。普通に乗っていてひっくり返ることはまずないでしょう。心配なのは乗り降りの時くらいです。
しかし、運動オンチを自負する方は日本で一度練習した方が良いです。絶対に。
というのも初カヤックを経験してから数年後、沖縄のカヤックツアーに参加したのですが、ご一緒した方が何とも危なっかしいのです。まっすぐ進むことができず、行きたい方向へ全然進めていません。
そういった方達が、ガイドもナシで海でカヤックをぶっつけ本番でやったらと考えるとゾっとします。行けるかどうかご自身で判断して自己責任で挑戦して下さいね。
イルカに期待!
ケアラケクアで泳ぐのなら早起きは必須。8時には湾を渡りたいところです。午前中の方が晴天率が高いということ、それに加えて早朝の方がイルカに会える確率が高いのです。
なお、イルカに会えた時は冷静に。イルカを追い回したりすると法に触れるのでご注意下さい。その場で静かに待っていれば、イルカの方から近寄って来てくれる事もあるそうですよ。
ちなみに現在のイルカとの遭遇率は、片道を1回とすると 2/4 で 50%です。2004年は帰路、2005年は往路に出会いました。
カヤックの係留場所
スイスイと漕いでいけば記念碑まではあっという間。記念碑前へのカヤックの係留は禁止されているので、記念碑よりも少し左寄りの木が茂った岩場の辺りにカヤックを停めましょう。
記念碑の左側
カヤック係留時の注意点としては、ヒモで木にしっかりと結び付けておく事、なるべく船体を陸地に上げておく事です。潮が満ちて流されてしまったら大変。潮の満ち引きはバカにできません。
カヤックの係留場所
キャプテンクック記念碑へ
カヤックを係留所に止めたら記念碑へ。陸地に上がると道があるので、それに沿って行けばOK。
記念碑へ向かって歩く
ちょこっと歩けば記念碑に到着です。途中、マングース(意外とカワイくない)に出会えるかもしれません。チョロチョロと数匹が歩いているのを見かけました。
キャプテンクック記念碑
記念碑があるエリアは開けているので荷物も余裕で置けます。ここを拠点にして美しい海を思い切り堪能してくださいね。
美しい海(キイロハギの群れ)
帰路
風向きのせいなのか潮の流れのせいなのか、行きよりも帰りの方が大変でした(2回中2回とも)。それとも単に泳ぎ疲れていただけなのか?スイスイと気持ちよく進めた往路と違って、オールを漕ぐ手にも力が入りません。
また、2005年の時は船酔いに悩まされました。漕いでいる最中は問題ないのですが、疲れたからといって休憩して止まっていると、波に揺られて酔い始めます。
漕ぐ → 疲れる → 休憩 → 酔いそう → 漕ぐ → 疲れる …(以下略)
上記のループがつらい!疲れがとれる前に酔い始めるので、休みたいのに休めない状態なんですね。何かの修行かと思った…。
波止場に着くと押しかけお手伝いさんが待ち構えていますが、少人数の時は素直に助けてもらった方が楽ですね。チップのことは割り切って、いっぱい仕事してもらいましょう!
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