評価 : 4.8
もくじ
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- アワアワプヒ・トレイル Awa'awapuhi Trail
- 変化のある道のり
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- 霧に包まれたヌアロロ渓谷
- ドラマチックなアワアワプヒ渓谷
コケエ州立公園 地図
広域図
拡大図
アワアワプヒ・トレイル Awa'awapuhi Trail
情報が古くなっています。情報の相違にご注意ください。
意味は「ウナギの谷」。確かに最終地点から見られる渓谷の様相は、ウナギがニョロニョロしているようにも見えます。
ヘンな名前のトレイルとバカにしちゃあいけません。最終地点の幻想的な景色は、ハワイのトレイルをいくつか歩いた私にとっても、思いがけないものでした。
アワアワプヒ・トレイルは、ナパリコーストの切り立った襞(ひだ)の一つ、ヌアロロ渓谷とアワアワプヒ渓谷との尾根伝いに伸びるトレイルです。少し距離が長いので、時間に余裕をみて出発しました。
変化のある道のり
トレイル出発地点に駐車スペースがあります。ここから出発!
駐車スペース
出発地点
木漏れ日が気持ち良い森の中。小鳥のさえずり声に耳を立てたり、小動物が草むらの中をカサカサと歩く音に、時折ビクっとしながら進みます。人には殆ど出会いません。
赤土の道には、枯れ葉がたくさん落ちていました。この特徴的な三日月型の葉は、コアの木ですね。
コアの木の枯れ葉道
コアの木が思いの外、生い茂っているのが印象的でした。その枝の隙間から、カラっとした青空が垣間見られ、とても清々しい。本日、絶好のトレイル日和!
カラっとした青空
そんな折も折。ガサガサガサ…と物音が。しかも近づいてくるよ…!?
ドーーーン!
と現れたのは野生のブタの親子。しかも4~5匹ときた。今までも草薮から、鳥とおぼしきカサカサ音は聞こえていましたが、獣となるとコワイ!しかも、子供と一緒の野生動物ってヤバイんでないの?
緊張が走ります。
しかし、驚いていたのはブタの親子の方だった模様。私たちを見るなり、そそくさと山の中へと消えていきました。慌てていたのか、山の斜面で足を滑らせている子がいたのが可愛らしかった。
事なきを得て再び歩き始めます。
このトレイルは、最初こそは少しだけ緩やかに上りますが、後はずっと下りです。2時間近く下り続けるわけでして、足への負担もかなりのもの。私は膝が少し痛くなってしまいました。
ここで重宝したのがステッキです。これがなかったら途中で断念したかも。持っていて良かった!しかし、どちらにしても帰り道はが辛いだろうな…。不安がよぎります。
さて、スタート地点から55分。初めて見晴らしのよい場所に出ました。
見晴らしのよい場所
お隣の尾根、ホノプ・リッジが見えます。尾根伝いに伸びている道は、おそらくホノプ・トレイル。赤茶けた道筋が先の方まで続いているのが見えました。
ホノプ・リッジ
そこから約10分後。今度はホノプ側とは逆隣りのヌアロロ渓谷側が開けました。それ程凄い景色ではないのですが、良い刺激になります。
ヌアロロ渓谷側が開けた
その数分後には再びホノプ・リッジ側が開けました。(←もしかしたら、トレイルから少しルートを外れて、小高い場所に登ってみた時にだけ見えたかも。記憶が曖昧でスミマセン。)この辺りは景色に変化があり、歩いていて楽しいです。
ヌアロロ渓谷側が開けた
ルートを外れて小高い場所に登ってみる
この辺りは歩いていて楽しい
道端に生えていたハワイ固有種のプキアヴェ
ストロベリー・グァバの実
更に進むと、ヌアロロ渓谷の荒々しい崖が見えてきました。ここまで歩き始めて1時間20分。かなり景色がドラマチックになってきたということで、目的地に近づいているに違いない!
ヌアロロ渓谷の尾根
断崖のアップ
途中、道が分かりづらい箇所がありましたが、間違ったルートには、通せんぼするような形で木の枝が置かれていたり、逆に正しい道の木の枝にはリボンが結ばれていたり、先人が何かしら目印をしてくれています。このトレイルでは、ほぼ迷うことはないと思いますが、もし悩んだら目印を探してみて下さいね。
ちょっと迷った箇所
スタートから丁度2時間程。ランタナの群生が突然目の前に現れました。
ランタナの群生
ランタナは、日本では庭木にもなっているくらいで綺麗なのですが、これだけ背が高くなりモサモサしていると、少々不気味。しかも茎には棘があるので、手でへたに掻き分けると痛いです。こんなところでも、ステッキが役に立ちました。
ランタナのお花畑を抜けるとすぐに、ヌアロロ・クリフ・トレイルとの分岐点にぶつかりました。案内板があるのですが、ヌアロロ・トレイル方面の情報しかありません。
ヌアロロ・クリフ・トレイルとの分岐点
この案内板の裏側に回ってみると、そこにも案内板があり、アワアワプヒ・トレイルのビスタ・ポイントまで、あと0.3マイル(約482m)とあります。あともう一息!
案内板の裏側の案内板
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