アワアワプヒ・トレイル / コケエ州立公園 – カウアイ探訪

アワアワプヒ・トレイル

霧に包まれたヌアロロ渓谷

少し開けた場所に出ました。ワクワク感で、思わず速足になってしまいますね。

目に飛び込んできたのは、ヌアロロ渓谷の絶壁と谷底!霧が掛かっているせいか、来る途中に眺めた乾いたヌアロロの尾根とは印象が大分異なっていました。険しく尖った岩肌が荒々しい。

ヌアロロ渓谷

ヌアロロ渓谷

険しく尖った岩肌

険しく尖った岩肌

しかし、あの絶好のトレイル日和と思わせてくれた青空は、どこへ行ってしまったのでしょう。

谷は急激に白い靄に包まれてきました。雲の流れが速い。私達が到着して2~3分で、先程まで見えていた谷底が真っ白に。一番大事なところで曇ってしまうなんて。

この場所から更に奥へ行ったところに、アワアワプヒ渓谷の谷底が見えるはず。恐らく一番の絶景ポイントなのですが、こちらも真っ白で何も見えません。ここまで来て、なんてこった…。

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ドラマチックなアワアワプヒ渓谷

展望台の先は真っ白

展望台の先は真っ白

でも諦めちゃいけません。ナパリコーストでお天気がコロコロと変わるのを、この日までに何度となく体験していた私達です。そのうち晴れるはず!のんびり構え、お昼ご飯を食べることに。

ワイメアのイシハラ・マーケットで調達したお弁当を食べていると、カーディナルがモノ欲しそうにこちらを見ています。次第にチョコチョコと私達の方へ近寄りながら。人が住まないようなこんな山奥にも、人間のお弁当目当ての鳥たちがいるのには驚きましたが、可愛いし暇つぶしに見てる分には良いですね。お弁当はあげませんが。

レッド・クレステッド・カーディナル

レッド・クレステッド・カーディナル

ご飯を食べ終えて、お天気はと言うと…霧が晴れるどころか、空が暗くなり雨混じりに。でも、もうちょっと。もう少し待とう。

ここにやって来て1時間弱。雲の流れは相変わらず速く、湧いては流れ湧いては流れを繰り返しています。停滞しているよりはマシなのかもしれない。しばらくすると、眼下の雲が風に流されながら、次第に薄くなっていくのが分かりました。海のブルーが見えてきている。「今度こそ!」

微かな海のブルー

微かな海のブルー

私達の他に一組のカップルが一緒にいたのですが、この行方を4人で固唾を呑んで見守ります。そして、渓谷の様相が薄く漂う霧の中に浮かんできました。

霧が薄れて…

霧が薄れて…

アワアワプヒ渓谷の谷底

アワアワプヒ渓谷の谷底が現れた!

渓谷は、すぐ傍にあるようでいて、全く手の届かない場所のように感じられます。現実離れした光景に、まるでラピュタの世界にでも紛れ込んでしまったような気分になりました。ハワイの他の景色では感じたことのない感覚に、立つ鳥肌。

幻想的な谷底

幻想的な谷底

しばらく眺めていると、霧は再び辺りを白く包み込み、谷底を隠してしまいました。残念ながら見納めのようです。

そういえばヌアロロ側は?急いで様子を確認しに行くと、こちらはまだ若干見えていました。最後にその姿を目に焼き付けます。

さて、帰り道。延々と緩い登りが続きます。天気が悪いため写真も撮らないだろうとカメラをバッグに仕舞い込み、気合いを入れて黙々と歩きました。この気合いが功を奏したのか、帰路は上り坂にも関らず、往路より30分程早く1時間半程で駐車場へと到着。なんだ。やれば出来るじゃないの。

アワアワプヒ・トレイルは、なんちゃってハイカーには難関だと思っていましたが、意外にも歩きやすく、私の中ではカララウ・トレイル(ハナカピアイ・ビーチまで)よりも楽に感じたのが不思議。距離は長めですが、最高の景色が拝めるオススメののトレイルです。

2009年9月
アワアワプヒ・トレイル
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