評価 : 4.3
もくじ
キラウエア・カルデラ(キラウエア火口)地図
サーストン・ラバ・チューブ(溶岩トンネル) Thurston Lava Tube
長い間 CLOSEしていましたが再開しました!(2020年2月21日現在)
またの名をハワイ語で Nahuku(ナーフク)。400~500年前に形成されたものだと言われています。このラバチューブは、1913年にロリン・サーストンによって発見されました。
ラバチューブとは
溶岩が流れる際、表面は次第に冷えて固まりますが、中央部は熱いので流れ続けます。中央部が流れきってしまうと表面の溶岩だけが残り、筒のような空洞を形成することがあります。この空洞がラバチューブです。
サーストンラバチューブ(溶岩トンネル)
パワースポットとして有名
以前、テレビ番組でオーラが見える場所として紹介されていました。ラバチューブ内のある場所で手をじっと見ていると、ぼんやりとオーラが見えてくるのだとか。私は見えませんでしたが、興味のある方はお試しあれ。
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駐車場が少ない問題
2018年の噴火と地震で閉鎖されていたラバチューブでしたが、2020年2月、ようやく再オープンすることができました。しかし、以前と変わってしまったことが…。
ここは混むので、以前から駐車場は不足気味でした。が、再オープン後は更に減ってしまい 14台分のスペースのみ。激込みが予想されます。また、駐車可能時間は 30分と制限付き。
車が置けない場合は、次の3択。(所要時間はグーグルマップより)
- キラウエア・イキ展望台の駐車場からクレーター・リム・トレイルを歩く(10分程度)
- プウ・プアイ展望台の駐車場からクレーター・リム・ドライブを歩く(25分程度)
- デバステーション・トレイルの駐車場からクレーター・リム・ドライブを歩く(27分程度)
オススメは、やはりキラウエア・イキ展望台。クレーター・リム・トレイルを歩けば、ところどころキラウエア・イキ火口を見下ろせたりと、途中で景色を楽しむことができます。しかし、ここの駐車場も混んでるはず。人気トレイルの出発点でもあるので。
残りのプウ・プアイ、そしてデバステーション・トレイルの駐車場ですが、30分近くクレーター・リム・ドライブを歩くことになり、少し飽きてしまうかもしれません。
開き直って、こんなプランはどう?
- デバステーション・トレイル の駐車場からデバステーション・トレイルを歩いて プウ・プアイ展望台 を経由。そこからラバチューブへ(35分程度)
距離は長くなってしまいますが、デバステーション・トレイルは、キラウエアでも見て欲しい景色の一つ!ついでにプウ・プアイ展望台の景色、そして本命ラバチューブの3か所を楽しむことができる欲張りプランです。
遊歩道を歩いてラバチューブへ!
駐車場からラバチューブへと続く遊歩道へ。大きなシダ植物、ハプウがワサワサとその大きな葉を伸ばし、まるで熱帯のジャングルのよう。
ラバチューブまでの遊歩道
シダ植物「ハプウ」
ハプウに混ざって、野生のフクシアの花が咲いていることも。
フクシアの花
数分歩くと、トンネルの入口が見えてきます。
ラバチューブへ潜入!
シダ植物や蔦が生い茂るその薄暗い入口は、溶岩トンネルとしての貫禄十分。
ラバチューブ入口
中に入るとライトが等間隔に設置されているものの、かなり暗い。カメラのフラッシュもここでは光がなかなか届きません。まともに写真を撮りたいなら三脚は必須。
内部は結構広く、背を屈めることもなく余裕で歩くことができますが、天井から水滴がポタリポタリと滴り落ちてくるので、水溜りがあちらこちらにできています。雨の日は特にグチャグチャしているので、足元にはご注意を。
ラバチューブ内部
トンネルの入口から出口までは、内部を観察しながらのんびり歩いても5分程度。わりとすぐ終わってしまいますが、雰囲気は良いので結構楽しめるでしょう。周囲の鬱蒼とした森の雰囲気を含め、個人的には大好きな場所です。
真っ暗闇のラバチューブ(2017年7月)
この時期、ラバチューブ内のライトが全く機能していませんでした。「懐中電灯を用意するように。」との注意喚起アリ。旅行前からその情報は知っていましたが、用意していません。「スマホのライトでいいじゃん。」とタカをくくっていたんですよね。
実際に行ってみると、一つも灯りがない状態。
この暗闇をなナメてはいけなかった。照らしてみると、スマホのライトの光など簡単に闇に飲み込まれてしまうんですよ…。暗くてコワイ。周りに人もおらず、違う意味でもコワイ。
なんか出そう…((´д`;))
そこで後続組を待つことに。特に「一緒に行こう!」と誘ったわけでもないのですが、皆この事態をすぐに察したのか、自然に3組くらいで何となく固まって歩き、無事出口に到着!なかなかのレア体験でした。
真っ暗闇体験、いつでも出来る模様!
ハワイ火山国立公園は24時間入園することができます。しかし、トンネル内の灯りが点灯しているのは 8:00~20:00 のみとのこと。
消灯中は、真っ暗闇体験ができますよ!(夜はヤバすぎるので、早朝をオススメします)
公式サイト
Popular lava tube is open - Hawai'i Volcanoes National Park (U.S. National Park Service)
更に奥へと続くルート
現在、このルートは閉鎖されています
出口の階段を上ると、階段の途中に少し気になる怪しげな扉があることに気付くでしょう。この先に、ラバチューブが334mも続いているのだとか。深部に迫る冒険的ルートです。
更に奥へと続く道
扉の案内板
一般的なルートではないため、人工の灯りは一切ありません。漆黒の闇、そして手つかずの自然のままのラバチューブを味わうことができるでしょう。
これはそそられる。一度は入ってみたい!しかし準備がないと入れません。次の機会を狙うことにしました。
が、しかし!しかしですね…
ラバチューブの更なる深部に潜入するべく、懐中電灯、そして写真を撮るためのフラッシュを用意。ぽとんぽとんと水の滴る薄暗いトンネル内を歩き、目的の深部入口までやってきました。
おや、深部への扉に何やら見慣れない注意書きが…?
扉の注意書き
えええ……。
扉にはガッチリと鎖が巻かれており南京錠まで掛かっていました。うそーん(涙)凄く楽しみにしてたんですけどーーっ!!
そんなわけで 現在はラバチューブ深部への潜入は不可能です。今後、開放されるかも分かりません…。「扉があったら即刻入るべし。」その扉が、いつまで開いているか分かりませんから。