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もくじ
マウナケア 地図
オニヅカ・ビジター・センター(オニヅカ国際天文学センター) Onizuka Center for International Astronomy Visitor Information Station
2019年7月15日、マウナ・ケア・アクセス・ロードが州により閉鎖されましたが、2019年12月20日に再オープン。山頂に行けるようになりました。
通称「オニヅカセンター」または「オニヅカビジターセンター」。
現地の案内板には、Onizuka Center for International Astronomy Visitor Information Station と掲げられていたり、施設管理者のWEBサイトでは Mauna Kea Visitor Information Station (MKVIS) と記載されていたり、正式名称は一体どれなんだ!?
オニヅカ・ビジター・センター
ロケーションはマウナケアの中腹、標高約2,800m。富士山で例えれば7合目あたり。
山頂に登る人は、ツアーであっても個人であっても、必ずここで30分以上の休憩をとらなければなりません。理由は、高山病にならないように体を慣らすため。
そんなわけで、夕方のオニヅカセンターは、人・人・人!ツアー客で溢れんばかり。女子トイレにできる長蛇の列は風物詩のようなもの。トイレ増やして欲しい…!(;・∀・)
「オニヅカ」の由来
オニヅカセンターは、エリソン・オニヅカ氏に因んで建てられたものです。オニヅカ氏は日系二世でハワイ島コナ出身。ハワイ州初、そして日系人としても初の宇宙飛行士です。
彼は1985年にスペースシャトル「ディスカバリー」で初飛行を果たした後、翌年の1986年1月に「チャレンジャー」に搭乗し、爆発事故によって亡くなりました。ビジターセンターの入口には彼の記念碑が建てられています。
エリソン・オニヅカ氏の記念碑
参考サイト
銀剣草を観察しよう!
希少な植物、銀剣草
オニヅカセンターでは、絶滅危惧種である「銀剣草」を見ることができます。これについては記事を移動したので、詳細は下記へどうぞ!
英名は「シルバーソード」。何だかカッコイイ!葉全体が銀色に見える希少な植物「銀剣草」を見に行ってきました!
2018年7月 激混みのオニヅカセンター
2018年7月の訪問時、以前と様相が違っていたのでご報告。ハワイ火山国立公園が閉鎖されている影響なのか、観光客がオニヅカセンターに押し寄せていました。
オニヅカセンターに横付けできる駐車場はツアーバン専用となり、一般車両はオニヅカセンター手前の駐車スペースに誘導されます。このような駐車場は今まではなかったような気が…。知らなかっただけ??
今回訪れたのは夕方。115台のキャパのある駐車場にも拘らず、既にたくさんの車が並んでいます。
一般車両用駐車場
写真の場所の更に右側にも駐車スペースは広がっていましたが、そちら側も次々と車で埋まっていきました。計画されている方はなるべくお早めに!
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売店「ファースト・ライト・ブックストア」 First Light Bookstore
館内には小さな売店があり、温かい飲み物やカップ麺をはじめマグカップ、Tシャツやパーカー、トートバッグ等が販売されています。
館内の売店
ここでしか手に入らないマウナケアならではのグッズも多く、狭いながらもお買いものを楽しめます。
購入したトートバック
マウナケアのマークがなかなかカワイイ。自分はトートバックを愛用中。ツアーで訪れる場合は、時間に余裕がないかもしれませんが、可能ならぜひ寄ってみて!
温かい飲み物がオススメ
売店のレジ前にインスタントのココアやコーヒー、お茶類が 1~2ドル程度で販売されています。
インスタントのココアやコーヒー
カップ麺もありますよ!
カップ麺
お湯は、屋外にあるウォーターサーバーから頂きましょう。カップもここにあります。寒いマウナケアではホットな飲み物が大変ありがたい。温かさが身体に沁みる!
無料のプログラム
現在は、スターゲイジング・プログラムは開催されていない??(2019年6月現在)
オニヅカセンターでは、無料のスターゲイジング・プログラムが行われています。英語オンリーではありますが、天体望遠鏡から星を覗くことができますよ!自力でマウナケアに来て星空観測をしたい方には、もってこいのアクティビティですね。
詳細は下記の "Star Gazing Program" にてご確認を。火・水・金・土曜日の 19:00~22:00 に開催されています。予約の必要はナシ。ただし、天候が悪いと中止になります。訪れる際は下記のサイトを必ず確認して!
参考サイト
昼間は、大きな望遠鏡で太陽を観察することができます。
大きな望遠鏡で太陽を観察
スターゲイジング・プログラムに参加してみました。プログラムと言っても仰々しい会ではなく、望遠鏡を覗くだけ。
スターゲイジング・プログラム
土星を見ることができました!
辺りが暗くなってすぐの時間帯は、望遠鏡を待つ列の最後尾がどこか分からないくらいに混んでいましたが、1時間もすればかなり空きます。もし、混んでいたら時間をおいて様子をみて下さいね。
オニヅカセンターで星空観測をしよう!
体調や年齢など、諸問題でマウナケアの山頂に行けない方でも、自力でオニヅカセンターまでは来れます。山頂ツアーと同レベルの星空を見ることができるので大変オススメです!
一部、オニヅカセンターまでのアクセスロードの走行を禁止しているレンタカー屋さんがあるので注意。ハーツやダラーなら問題なし(2018年7月現在)
ツアーではなく初めて個人で星空観測をしてみました。
山頂ツアーもオニヅカセンター周辺で星空観測をするので、辺りは混みあいますが、少し離れればいくらでも場所はあるので問題ありません。
2018年7月18日(月齢5.8)
月齢は5.8。ほぼ半月に近いので空が結構明るい。写真を撮るにはイマイチでしたが、それでも天の川はハッキリ見えました。
また、この時期はレイラニ地区で「亀裂8(噴火口)」が猛威を振るっていたので、溶岩の光で空が赤く染まる「火映」を見ることができました。今回は星空よりもコレが目当てだったので満足!
亀裂8の火映
オマケでISS(国際宇宙センター)まで見ることができてしまった…!まさかマウナケアで見られるなんて奇跡的!
ISS(国際宇宙センター)の軌跡