育てるのに必要なもの
結局必要な物はナニ?
原種ハイビスカスをネットで購入すると、苗(ポット)で届くことが多いはず。購入後、すぐに鉢に植え替えることになります。初めてハイビスカスを育て始める方のために必需品をまとめてみました。
ハイビスカス購入時に必要なもの
- 適度な大きさの鉢
大きすぎても小さすぎてもダメ。親切な園芸ショップなら、何号の鉢が必要か記載があります。
記載がなければ、購入した苗が何号ポットか確認して、それよりも1号か2号大きめな鉢を用意しましょう。私の場合は、2号上げています。※ 1号 = 3cm(鉢の上部の直径)
例:3号(9cm)ポットの苗なら、4~5号(12~15cm)の鉢を用意する。
必ず鉢底に穴が開いているものを購入して下さい。穴がないものは「鉢」ではなく「鉢カバー」です。
また、お洒落な鉢の中には壺のように上部がすぼまった形状のものがありますが、植え替えがとてもつもなく大変になるので避けるべし。最悪、鉢を割るハメに。土を崩さなくても、スポッと上に引っこ抜くことができる形状のものを選びましょう。
- 受け皿
鉢を室内置きにする季節は必須。
プラスチック製のものが一番使い勝手は良いですが、オシャレ感がない。逆に、素焼きのものは洒落ていますが、皿の下がカビる可能性があるので微妙。意外に、食事用の陶器や磁器の皿(受け皿の形状に近いもの)が使えることも。
- 赤玉土(小粒)
小粒・中粒・大粒の3種類ありますが、小粒が使い勝手が良いです。
- 腐葉土
土の中の微生物を増やしたり、水はけを良くしたりする効果がある。
- 固形肥料
ハイポネックス マグァンプK
がおすすめ。手軽で初心者向け。
- 鉢底の石
通気性・排水性を良くするために鉢底に敷く石。鉢の高さに対して1割程度敷きます。
- 鉢底ネット
土や鉢底の石が鉢穴からこぼれないようにするためのネット。虫の侵入を防ぐ効果もある。
- シャベルまたは土入れ
植え替え時に必要。シャベルでも良いですが、穴を掘ったりすることがなく、鉢から鉢への植え替え程度ならば土入れ
の方が使いやすい。3種類のサイズのものがセットで販売されていることが多いです。
- ホースやジョーロ
葉にも水を与えたいので、水がシャワー状になるものが好ましい。
- 割り箸や使い古しの菜箸
植え替え時に必要。鉢に土を入れる際に、鉢の縁に沿って細い棒で土を突いてあげると、隙間なく土を入れることができます。
- 園芸シート
ベランダ等で植え替え作業をする時に使うと便利。私が利用しているのはコンパル園芸シート(ワイド)
です。
しばらくして必要になるもの
- 液体肥料と活力剤
- 農薬
おすすめの薬については次のページにて解説しています。
関連記事虫・即・斬!ハイビスカスを育てるうえで必ず必要になる害虫対策について解説します。打倒!アブラムシ&ハダニ!
- 剪定ばさみ
枝や根をカットする時に必要。100円ショップなどでも販売されていますが、できればしっかりした作りのものを選ぶべき。
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ハイビスカスを増やす方法 3種
ハワイ原種ハイビスカスは、下記の方法で増やすことができます。
- 挿し木(さしき)
切った枝を土や水に挿して発根させて繁殖させる方法。親となる株のクローンを作ります。一番一般的で楽な方法。
ただし、園芸種のハワイアン系は挿し木できないものが多いので要注意。
- 接ぎ木(つぎき)
2体以上の木を合体させる方法。土台となる木に、別の木の枝を結合させます。例えば、オレンジとレモンの実を同時に実らせるような特殊な木は、接ぎ木しているからこそ成せる業。
私の父は、沖縄で購入したハイビスカスに、ワイメアエ(ハワイ原種)を接ぎ木して花を咲かせていました。
- 実生(みしょう)
種から育てる方法。木の苗を種から育てるイメージはあまりありませんが、原種ハイビスカスでは、実生も一般的な方法とのこと。(エクゾティックプランツさんに教えてもらいました。)
上の3種類のうち2種類に挑戦してみました。詳細は下記ページをご覧ください。
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