昔の滑走路を歩く
さて。ここからトレイルの様子がガラッと変わります。緑の草原から黒い溶岩の世界へ。
この辺り一帯は、1868年にマウナロアのサウスウェスト・リフトゾーン(南西の割れ目帯)から流れ出た溶岩流に覆われました。このエリアでは、そんな溶岩流の跡を楽しむことができます。
まずは、車道のような広い道を進んで行きましょう!
広くて長い道
ただただ真っ直ぐ続く長い道。「車は走ってるし、雰囲気的には何だかイマイチじゃない??」
事前情報がないと、こんな風に思ってしまうかもしれません。
実は、ここには1960年に建てられた飛行場がありました。当時、牧場の肥料や除草剤を撒くのに飛行機を利用していたのだとか。そして、滑走路だったのがこの道です。だから広いし長いし一直線。そんな背景を知っていれば、この道も一つの見どころになりますね。
カンラン石を探そう
道沿いに咲いているレフアの花の写真を撮ったり、マウナロアの山頂方面を眺めたりと、それなりに楽しみながら歩いていると、一緒に歩いていた みや がナイスな発見をしてくれました。コレです!
カンラン石(オリビン)
グリーンサンドビーチ の砂としてお馴染みの緑の石、カンラン石(ペリドットの原石)が道の脇にたくさん散らばっているではありませんか。
カンラン石のアップ
掴めるほどの量はありませんが、そこそこまとまって落ちています。こんなたくさん見られたのはグリーンサンドビーチ以来!テンションが急に上がった私達でした(笑)
大勢の観光客が訪れていないからこそ、手つかずのまま残されているのかもしれません。貴重な場所ですね。
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1868年の溶岩流
元滑走路の終点までやって来ました。ここからは、溶岩の上を歩きます。
1868年の溶岩流
この雰囲気!まるでキラウエア火山を歩いている気分になれますね!
ケルン
案内板
ケルンを辿りながら、案内のある方へ進んでいくと…
溶岩樹型
溶岩樹型がありました。形がハッキリしていて木の跡が分かりやすい。
キプカ
再び美しい草原にでました。ここはキプカです。キプカとは、周囲が溶岩流に覆われても、そこだけ覆われずに島のように残された大地のこと。
キプカ
草原を抜けて森の中へ。
キプカの森
さらに森を抜けてキプカの端までやってきました。ここに、石垣のようなものがあります。牧場時代に設置された牛のための柵なのだとか。
石垣
さて。この石垣を越えた先は、また溶岩の世界へ。
先程の溶岩の道とは異なり、ここは道がしっかりしています。道の右手には、プウ・オ・ロクアナの緑色の頭が見えてきました。これに向かって歩きます。
溶岩の上を行く
そして、プウ・オ・ロクアナに戻ってきました。(ここにある分岐は右へ。)
再び緑の世界へ!
オヒアとレフアの花
やがて見えてくる出発地点
緑の世界に癒されながらゴール!
景色がこれだけ極端にコロコロ変わるトレイルも珍しい。今までにない楽しさです。私のオススメするハワイ島のトレイルのベスト3に入り込んできましたよ!それほど難易度が高くないので、ぜひぜひ歩いてみて下さい。
ついでに、正規ルートの地図を載せておきますね。ショップのテーブルに置かれていたものです。
トレイルの正規ルート
次回は正規ルートで巡り、どちらがオススメか検証してみたいと思います。
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