ホーレイ・シー・アーチ » 自然が作ったアーチ状の岩／キラウエア火山（チェーン・オブ・クレーターズ・ロード）ハワイ島

評価 : 3.9

チェーン・オブ・クレーターズ・ロード地図

現在、閉鎖中。新たな亀裂と不安定性が断崖に確認されたため。現在の閉鎖状況はこちら（2020年1月16日）

チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの行き止まりに車を止め、海に向かって歩くと、断崖から海底に向かってアーチ状に伸びる岩が現れます。

ホーレイ・シー・アーチ

シーアーチは、溶岩と波が造り出した芸術的な作品。高さは約27mほど。形成されてから100年ほど経っているのだとか。

荒天時に打ち付ける波

2枚目の写真は、天候が悪く海が荒れている時のもの。こんな波に打ち付けられていたら、溶岩が削られてしまうのも納得。アーチは下に行くほど細くなっています。いつかポッキリいってしまいそうで心配。

2018年の噴火と地震によるダメージ

2018年5月から8月初旬までレイラニエステイトでは噴火が、キラウエア山頂では噴火と地震が繰り返し起こっていました。ハワイ火山国立公園は、地震でかなりダメージを負ってしまったのですが、ホーレイシーアーチも例外ではありません。

アーチの付け根に亀裂が入ってしまいました。

上空からの写真でも、亀裂が入っているのが分かります。

亀裂がこれ以上拡大しませんように！

ホーレイ・パリの「Holei」も同様ですが、「ホーレイ」とは何でしょう？答えはハワイ火山国立公園のWEBサイトの記事「>Holei Sea Arch」にありました。（2020年8月現在、ページが削除されたのか移動したのか見つかりません）

Holei = a small endemic plant in the milkweed family (Ochrosia).

Holei Sea Arch ／ハワイ火山国立公園

「Holei」とは、ハワイ固有種のキョウチクトウ科（旧ガガイモ科）の植物のこと。調べてみたところ、雰囲気は同じキョウチクトウ科のプルメリアに似ています。

この辺りに繁茂していたのでしょうか？そこまでは言及されていませんでした。

スッキリしない情報でゴメンナサイ

シーアーチは、差別浸食によって形成されたものです。現地には、アーチの作られ方の解説がありました。

最初は断崖に波が叩きつけられることにより、柔らかい岩が削られ洞穴が作られます。更に弱い部分が削られていき、最後に硬い岩が残ってアーチ型になるのだそう。

アーチの作られ方の解説

シーアーチと反対側の崖には洞穴と黒砂の海岸が出来ていました。この洞穴も、そのうちアーチになっていくのかもしれませんね。

シーアーチの反対側の崖

洞穴と黒砂の海岸

2001年9月, 2002年9月, 2004年9月, 2005年9月, 2006年9月, 2010年9月, 2015年9月

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