もくじ
メレナイア ドルフィンスイム・シュノーケル・ツアー(2010年9月)
2011年8月31日をもって営業終了。以下、参考として記事を残します。
メレナイアがクローズした代わりに、彼らからその全てを受け継いだ「コナ・オーシャン・エクスペリエンス」が誕生しました。この記事でメレナイアが気に入った方は、こちらのツアーをオススメします。
運営は元メレナイアのスタッフによるものなので、当初は日本語もOKでした。が、2019年5月現在のアロハブリーズさんの情報によると「英語ツアー」となっています。
参考サイト
アロハブリーズ > ドルフィン・スイム > コナ・オーシャン・エクスペリエンス
ボートとコビレゴンドウクジラ
イルカに優しいツアー
今回、ハワイ島にいくつかあるドルフィンツアーの中でもメレナイアさんのツアーを選びました。メレナイアでは、大勢でドボンと海に飛び込んでイルカたちを驚かしたりしないよう細心の注意を払っています。そのため参加できるのは6人までと少人数。
船上で案内してくれるスタッフは日本人の方でした。期待通りの細やかな対応をしてもらえます。泳ぎの苦手な方も、スタッフが一緒に泳いでサポートしてくれるので安心。
集合場所
集合場所はケアウホウ・ベイのボートランプ。ツアー開始時刻の20分前までには集合しなければなりません。
ケアウホウ・ベイのボートランプ
ボートランプは桟橋よりも少し奥にあり、フェアウィンドのオフィスの脇に延びる道を歩いて行くと見つかります。メレナイアにはオフィスはありません。着いたらスタッフに声を掛けて下さいね。
出航!
急にお腹が痛くなって、ヒヤヒヤしながらトイレに駆け込んでいたせいで、私だけちょっと遅刻…。すみません。他の参加者の皆さんは既にボートに乗っていました。
出航前にスタッフ紹介とツアーに関する説明があります。本日のガイドはマミさん。キャプテンはブレッドさんです。ブレッドさんはフリーダイビングで有名な方で、元ワールドチャンピオンなのだそう。彼の泳ぎっぷりも楽しみのひとつです。
そしてボートは出航!走行中は風がかなり強いので、何か羽織るものがあると安心です。
イルカの群れを発見
私達を乗せたゾディアックボートは、シェラトン・ケアウホウ・ベイ・リゾートの前を通り過ぎ、そのまま南へ向かっているようでした。
出航して数分、すぐにイルカの群れを発見!何度もジャンプする姿が見られました。早速、マミさんの合図で海に入ります。なるべく静かにと心掛けながら。
あっちでもジャンプ!
こっちでもジャンプ!
水が冷たい!でもすぐ慣れました。海の中に顔をつけると、イルカたちの鳴き声が聞こえてきます。キューキューと愛らしい声。でも声だけで姿は見えず。顔を上げると遠くでジャンプしているのが見えました。いつの間にあんなところへ…。イルカの動きは速い。そのうち声も聞こえなくなってしまいました。
小さな鯨に遭遇
1本目は不発に終わってしまったので次のポイントへ。ボートは沖へ沖へとやってきました。陸地からかなり離れています。そしてこの場所で、思いがけずクジラに出会うことができました!
コビレゴンドウクジラ
見た目はイルカ!
コビレゴンドウクジラという小さな小さなクジラです。大きさはイルカとあまり変わりません。教えてもらわなければ、誰しもがイルカと思ってしまうでしょう。
クジラとイルカの違い
クジラとイルカの違いは体長(サイズ)による分け方が一般的。3m以下はイルカ、それ以上はクジラと呼ぶことが多い。コビレゴンドウクジラはサイズ的にはイルカですが、顔がクジラっぽいのでクジラとして扱われているそうな。
興味津々でクジラたちを眺めていると、海に入る合図が出ました。ただし外洋のため、キャプテン・ブレッドから離れないようにと注意付きです。なんとサメがでるのだそうで…!今度は二組に分かれ、さらに少人数となります。そして怖々入水。
青い世界
海の中をのぞいたら、今まで見たことのないブルーの世界!海底は見えず、青い世界がどこまでも延々と続いています。この濃い深い青は言葉には表せません。深海からこちらに向かって何本もの光の筋がユラユラと光っている様子が、たまらなく綺麗で魅せられます。
そんな青い世界の中を、数頭のコビレゴンドウクジラが優雅に泳いでいくのを見ることができました。キャプテン・ブレッドも、まるで彼らの仲間かのように一緒に泳いでいます。なんて素敵な光景!写真がないのが残念すぎる。
クジラが去りボートに戻ろうとした時、水面付近にユラリと一匹の大きな魚が見えました。大きい魚だなぁ。顔が尖っているなぁ。三角の背びれが水面に…って、サメじゃないかーーーい!(゚Д゚)
海の中が神秘的すぎて、サメ出没のことなどすっかり忘れていました。心臓はドキドキでしたが不思議と怖くありません。その姿は美しく、逆に見とれてしまったくらい。
目的地変更
大満足でボートに上がった後は再びイルカを探しに行きましたが、どうやらイルカの機嫌がいまいちのようで、いてもすぐに逃げられてしまいます。今日はダメかも。
そう判断したのか、ボートは南へ南へと一直線に突き進んでいきました。イルカを探しているようには見えません。コレは、もしやケアラケクア湾に向かっているのか…?
メレナイアのツアーでは、イルカの状況によってはケアラケクア湾でシュノーケルすることもあると聞いていました。イルカのツアーとしては良い状況とは言えませんが、私は非常にワクワクしていました。
ケアラケクア湾
キャプテンクック記念碑
行き先はやっぱり! ケアラケクア湾 で30分ほどのシュノーケルタイム。
先ほど目の当たりにしたキャプテンの優雅な泳ぎを頭に浮かべながら、素潜りにも挑戦。美しいお手本を見せてもらった後だったせいか、いつもより長く深く潜ることができました。超気持ちいい!
ボートに上がったらスナックタイム。フルーツやお菓子を振る舞ってくれました。泳ぎ疲れたあとのフルーツは嬉しいです。
フルーツのおもてなし
崖っぷちの洞窟
さて、帰路。途中、崖っぷちの洞窟に寄ったりと、最後の最後まで私達を飽きさせないように楽しませてくれました。しばらくしてケアウホウ・ベイに到着。あーあ。終わっちゃった。
マミさんにツアー料金を支払って、チップもついでに渡しました。お二人に感謝。皆にお勧めできる素晴らしいツアーでした。今回イルカはイマイチだったので、次回また参加したい!
こぼれ話
我が家は水中カメラを2台持参しました。ところが、最初に入水した時点で2台とも即アウト!水没してしまいました。まじですか…!
そんな話をツアーオーナーのレイナさんにしたところ、レイナさんが撮られたイルカたちの素敵なお写真を送って下さいました。このサイトでの使用許可も得ましたので掲載させて頂きますね。レイナさん、ありがとうございます!
レイナさんから頂いたお写真
ちなみに水没したカメラはハウジング(防水ケース)なしで、そのまんま水中に持って行けるというタイプです。これらの防水力は過信しないで、ハウジングをつけることをオススメします。