評価 : 4.0
もくじ
コナ・コースト(ノースコナ) 地図
ビッグアイランド・アバロニ Big Island Abalone
ハワイ島産 蝦夷アワビ
ハワイ島コナ産の「蝦夷アワビ」。一度食べてみたかった。
2014、2015年頃だったでしょうか。「ビッグアイランド・アバロニ」が、急に注目されるようになったのは。
ハワイ島コナ産のアワビ
ビッグアイランド・アバロニのアワビの養殖場は、約4万㎡の広さを誇っています。世界でも最大級とのこと。社長は、日本人の新井 宏氏。ハワイにアワビはいないため、青森から蝦夷アワビの稚貝を持って行ったのだそう。
コナの陽光、そして海底から汲み上げる海洋深層水の利用。アワビの養殖に最適な環境で育てられた蝦夷アワビの品質は、折り紙付き。
高級レストランのシェフたちからも高い評価
海底900mの深海から汲み上げられる6度の海水に温かい表層水を混ぜ合わせ、アワビの成育に理想的な温度に調整。ミネラルを豊富に含みバクテリアもほとんどいない海洋深層水でアワビの餌となる海藻も育てる。この完璧な環境で生産される「コナ・アバロニ」は、天然ものと比べてもまったく遜色のないクオリティで、パシフィック・リムの巨匠アラン・ウォンをはじめ、世界各都市の高級レストランのシェフたちからも高い評価を受けている。
これを食すべく、アワビの養殖場「ビッグアイランド・アバロニ」の直売店に行って参りました。場所は、コナ空港のすぐ傍!
参考サイト
ハワイ唯一、世界最大級のアワビ養殖施設を作り上げたニッポン人の挑戦 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
活きアワビを購入
直売所は全くショップらしい姿をしていません。ドアが閉まっており中の様子も分からず、何だか入りづらい…。
ビッグアイランド・アバロニ(直売所)
「ここでいいかな?」「ここでいいよね?」「ここに違いない。」
ナゾの三段活用をしながら、恐る恐るドアをオープン!
ドアを開けたら、カウンターにいる日本人のお姉さんがニコリと挨拶してくれました。
「ああ、良かった。ちゃんと店だった。」
オフィス兼ショップ
まずは、額縁に飾られているアワビの貝殻に注目!2ヵ月から33か月(3年弱)の成長過程が並んでいます。3年で、こんなに大きくなるんですね!
アワビの成長過程
なお、活きアワビは、大きさによってお値段が異なります。
サイズによって異なるお値段(2019年7月)
料金は、7種類に分かれていました。1番目と2番目に小さいものは量り売り。1ポンド(453g)で、それぞれ 28ドルと30ドル。それより大きなものは1個ずつ購入できます。
調理の仕方により、適当なサイズを選べばよいのですが、よく分からない場合は、スタッフが教えてくれるので大丈夫。我が家も相談しながら、5ドルのものを8コ購入してみました。
活きアワビを購入!
小さい方から数えて3番めのサイズなので、小ぶりなのでしょうが、想像していたものよりも大きく感じました。うん。満足満足!
リーズナブルなのか?
ビッグアイランド・アバロニは、高品質なうえ、リーズナブルさもウリの一つでしたが、現地の友人曰く「最近は割安感がなくなってしまった」とのこと。
うーん、そうなんだ。それは残念。
とりあえず楽天で調べてみたところ、やはりお高い。(検索結果→ 活蝦夷アワビ)
最近のハワイ島の物価の高さを考えても、このお値段で、高級レストランのシェフも認めるアワビが手に入るのですから、やはりリーズナブルなんじゃないでしょうか。
お土産として持ち帰ることはできるの?
活きアワビは機内持ち込みが可能で、日本にお持ち帰り頂くことができます。
スタッフの話によると、アワビは 2〜3日は生きているとのこと。お土産にしたい場合は、予め大きめな保冷剤や発泡スチロールなどを用意しておくと良いですね。
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実食!
半分は刺身、残りはバター醤油焼きに。そのお味は…!?
アワビの刺身
刺身は自分で下処理。友人に教えてもらいながら、何とかできました。やり方は、後ほど紹介しますね。
アワビの刺身
初めて食べたよ!アワビの刺身!ナニコレ、美味しい!コリコリとした歯ごたえがスゴく良い。
バター醤油焼き
こちらは、友人が焼いてくれたので、よく分からないうちに完成してしまった…!
バター醤油焼き
肝
生の時のコリコリ感はなくなり、ふんわり柔らかい。食感に、こんなに差があるんですね。バター醤油が香ばしく、めちゃウマいのですが…!
肝は、自分は基本的にニガテなのですが、これはクセも臭みもない。綺麗な海洋深層水で育てているお陰かな!美味しく食べられました。
調理方法やレシピなど
そもそもアワビなんぞ殆ど食べたことないし、調理方法なんぞ知るはずもない!
「買ったところで、うまく調理できるだろうか?」これが一番の心配事であります。しかし、ポイントを押さえておけば何とかなるでしょう。
調理に必要なもの
ハワイで調理する場合、簡易キッチン付きの宿なら全く問題なし。タワシはハワイで見たことがないので、日本から持っていった方が良いかな。忘れてしまった場合は、硬めの歯ブラシを購入して代用しても良さそう。
最低限必要なもの
たわし / ステーキナイフ / 包丁 / まな板 / フライパン / 塩(下処理用)
下処理
一番悩むのはアワビの下処理。その解説として、非常に分かりやすいのが下記サイト様の記事であります。
参考サイト
下の動画も併せて拝見すれば、更に分かりやすいですよ!洗い方などは非常に参考になります。
アワビのさばき方~握りと刺身の作り方
思っていたよりも、たわしで強めにゴシゴシやっちゃうんですねぇ。
レシピ
せっかくの活きアワビなので、やっぱり刺し身は食べたい!その他に、一品作ってみるのも良いですね。自分で解説はできないので、良さそうなレシピを探してみました。
参考サイト
蝦夷アワビのホイル酒蒸し(バター焼き風) by kotisa2000 【クックパッド】
YouTube
アワビの缶詰をお土産に
お土産として日本に持ち帰るには、活きアワビは難しい。そんな方は、缶詰を購入するという手もあります。
缶詰
お土産に購入
缶詰オープン!
お味の詳細は忘れてしまいました。スミマセン!塩気が効いているので、特に味付けはせずとも、美味しく食べられます。お酒のおつまみに良い感じ。
そのまま食べられます
2020年1月現在、お値段は量にもよりますが、50g で 30ドル、75g で 40ドル。正直、活きアワビに比べて割高感は否めない。
アロハストリートさんの記事によると、ハワイ島では缶詰加工ができないので、アメリカ本土で行っているとのこと。コストが掛かるので、活きアワビよりコスパが悪いんですね。
自分用のお土産としては「ちょっと勿体ないな。」といういう印象。パッケージは美しいので、大切な方へのプレゼントやお土産にするのはアリ!
参考サイト
ビッグアイランド・アバロニ ハワイ産アワビってどうなの?現地で確かめてきた! | アロハストリート-ハワイ