プウ・オオ火口 » キラウエア火山のラスボス的存在! / ハワイ島 チェーン・オブ・クレーターズ・ロード

プウ・オオ火口

火口の崖っぷちに注目!

もしヘリツアーに参加する機会があったら、火口周辺に注目してみて!

火口の縁周辺には地質学者用のライブカメラや機材が設置されています。いつ崩れるやも知れない、この危険な場所に様々な機材を設置するなんて、まさに命懸け!

火口の縁にある機材

火口の縁にある機材(2010年9月当時)

溶岩湖の縁にも

溶岩湖の縁にも(2017年7月当時)

そんな火山地学者さんへのインタビュー記事を見つけたので、興味のある方は読んでみて下さい。

参考サイト

ライブカメラの映像は、USGS(アメリカ地質調査所)の WEBサイトで見ることができます。日本時間の午前中にどうぞ。午後は現地では暗くなる時間帯なので何も見えません。

参考サイト

2010年9月, 2017年7月

トレイルからプウオオ火口を望む

見えそうで見えないプウオオ火口。チェーン・オブ・クレーターズ・ロードから見えたら嬉しいのですが。

上空以外でプウオオ火口が見られる場所としては、ナパウ・トレイルが有名。このトレイルは距離が長いですが、全行程歩かなくても大丈夫。トレイル途中にあるプウ・フルフル展望台に登れば、プウオオ火口を遠目ですが見ることが可能です。

プウ・フルフル展望台より

プウ・フルフル展望台より

実際に歩いてみたのでご参考に。

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プウオオ火口を地上から見に行くならこのトレイル。ナパウ・トレイルを途中まで歩いてプウ・フルフルに登ろう!

プウ・フルフル・トレイル
2018年9月更新

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ハワイ島の火山の特徴

ティキ
ティキじぃ
ちょっとだけ火山のお勉強じゃ!

「プウ・オオ」の「プウ」は噴火口のことを指します。

ハワイ島の5つの火山(キラウエア、マウナケア、マウナロア、フアラライ、コハラ山)には全部で1000個以上の噴火口があり、平均すると一つの火山で200個もの噴火口を持っていることになります。これほど沢山の噴火口があるのには、ハワイの火山の構造に理由がありました。

楯状火山

ハワイの火山は「楯状火山」と呼ばれるタイプで、山の中心部から外側に向かってリフト(割れ目)が形成されます。ホットスポットから湧き出るマグマは、そのリフトゾーン(割れ目帯)に流れやすく、そこに流れ込んだ溶岩は、弱い地表面を見つけては噴火します。そして、これが噴火口となります。

山頂がドカーンと爆発する一般的な火山のイメージとは、だいぶかけ離れていますね。

キラウエア火山のイースト・リフト・ゾーン

プウ・オオ火口は、キラウエア・カルデラから東に向かって伸びる割れ目帯、イースト・リフト・ゾーン(東の割れ目帯)にあります。地図で見ると、噴火口が綺麗に並んでいるのがよくわかりますね。

2018年5月のレイラニ・エステイトでの噴火は、この火山の特徴をよく捉えていました。下の図は、その時の割れ目噴火口の位置を示すマップです。

レイラニ・エステイトの噴火口(2018年5月5日)

レイラニ・エステイトの噴火口(2018年5月5日)
[Public Domain] U.S. Geological Survey (HVO)

"F" は "Fissure(亀裂/割れ目)" の略。数字は割れ目が現れ噴火した順番。順番はバラバラですが、亀裂自体は一列に綺麗に並んでいるのが分かります。

2018年9月更新
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